イスタンブールでターキッシュエアラインズの乗り継ぎに失敗しましたので、そのときの経験を細かくお伝えします。
通常同じ航空会社なら、乗り継ぎの飛行機が遅れた場合、多少待っててくれますよね。
ターキッシュエアラインズは待っててくれません。
2時間50分の乗り継ぎ時間で3時間の遅延でしたので、同じ空港会社なので、てっきり待っててくれると思っておりましたが、待っててくれませんでした。
ターキッシュエアラインズに乗る場合は、遅延したら乗り継ぎに失敗する可能性がかなりあるということを前提で利用したほうがいいです。
ターキッシュエアラインズの乗り継ぎに失敗した場合、基本的には代わりの飛行機を予約してくれ、さらに、ホテルと食事を無料で提供、さらに、ホテルまでシャトルバスで送り迎えしてくれます。
ですので、あまり心配することはありません。
ただし、いくつかの注意点があります。
以下がターキッシュエアラインズの乗り継ぎに失敗した場合の注意点です。
- 乗り継ぎに失敗した場合は預けた荷物はピックアップしない。
- 乗り継ぎに失敗した場合に連れて行かれたホテルで「先に食事に」と言われたら要注意。
- トルコでも使えるヨーロッパ周遊のSIMやWIFIレンタルを使うようにする。(詳しくはトルコ・イスタンブールでおすすめのeSIM・SIMカード)
下記で詳しく解説します。
無料で海外旅行保険に入りたい方は以下を参考に!!
ahamoなら、海外で20GBまで月額料金2,970円の追加料金なしで無料で使用可能!!
ahamoの詳細はこちら>>>ahamo
3時間遅れでイスタンブールで乗り継ぎ失敗
リスボンを定刻通りに出発したのですが、機体の修理やらなんやらで、すぐに戻り、結局3時間飛行機内に閉じ込められました。
でも、隣がいなかったので、快適でしたので、パソコンでその間お仕事しまくりました。
リスボンからイスタンブールの機内の様子や機内食の詳細はターキッシュエアラインズのエコノミーの機内食と搭乗記をお読みください。
乗り継ぎの時間は2時間50分で、遅れが3時間ですので、通常同じ航空会社の乗り継ぎならこの程度の遅れなら他の航空会社は待っていますので、ちゃんと待っててくれるだろうと強く確信し、全く心配しておりませんでした。
ところが降りてすぐに外の係にチケットを見せると「カスタマーセンターに行って」と言われ、「乗り遅れたのか」というと「そうだ」ということでした。
「えー待っててくれなかったんだ」と一瞬頭が真っ白に。
ターキッシュエアラインズの乗り継ぎに失敗したときの注意点
乗り遅れると、ターキッシュエアランズのカスタマーセンターに行くように言われますので、まずは真っ先に行きましょう。
ホテルを予約し、明日の便を取ってくれます。
そこで「通常は同じ空港会社なら多少の遅れは待っててくれるはずだが、どうして今回待っていなかったのか」と聞いたところ、「イスタンブールの空港は巨大なので、一つの遅れがすべてに影響を及ぼすため遅れても待てないんだ」という回答でした。
ホテルや次の便の予約を行ったら、次にやらなければならないのは、パスポートコントロールを通って、ターキッシュエアランズのHOTEL DESKに行くことです。
ここでの注意点は預けた荷物をピックアップしようとは絶対思わないことです。
もちろん荷物は羽田行きということになっていますので、イスタンブールのターンテーブルからは荷物は出てきません。
荷物をピックアップするところに、荷物関係の受付があるので、そこに行って荷物を頼むのですが、荷物を受け取るのに1時間近く待たなければならないのです。
以下が荷物を受け取るところです。
私は何を血迷ったのか、1時間待って荷物をピックアップしてから、ターキッシュエアランズのHOTEL DESKに行ったのですが、これが大きな間違いでした。
なお、ターキッシュエアランズのHOTEL DESKの場所ですが、税関申告の出口を出たら、右側にひたすら進んでください。一番右端にあります。
行くまでにいろいろな旅行会社に人に「HOTEL」とか声をかけられますが、すべて無視してとにかく一番右端まですすみましょう。
一番端に以下のようなターキッシュエアランズのHOTEL DESKがあります。
受付に着くと、シャトルバスに載せられて結構立派なホテルに着きました。
ホテルに着いたのは、夜中の2:00頃ですが、着いたら「先に食事に行って。部屋が決まったら呼ぶから」と、かなり豪勢な食事(バイキング)が用意されていて、喜んでぱくぱく食べていました。
ところがなかなか呼ばれません。
ちょっとおかしいなと思い、受付に行ってみると、オーバーブッキングで部屋がないと。
これ、荷物をピックアップしないですぐに受付に行っていたら、おそらく他のホテルに案内されていて、オーバーブッキングなんてことにならなかったと思います。
いつ乗り継ぎ失敗になるかわかりませんので、乗り継ぎ失敗になった場合は荷物をピックアップしなくていいように、ターキッシュエアランズに乗られる場合はいつも歯磨きセット・お化粧類・薬・下着など最低限1日ぐらい過ごせるものを手荷物として持って乗られたほうがいいです。
結局明け方5時ぐらいまで待たされて、車で連れていかれたのは小さな怪しいぼろいホテル。
朝ごはんや空港への送迎はどうなっているのかと聞いたら、「知らない」と、しかも宿泊代を支払えと。
よく聞いたら、このホテルが悪いのではなく、ターキッシュエアラインズとは提携していないホテルで、真夜中に電話がかかってきて、空いているのならとにかく泊めさせてくれと電話を受けたので、泊まらせただけだというのです。
こんなこと考えられないと思い、とにかくターキッシュエアラインズに電話して確かめてくれと交渉し、12時に迎えにくるということになりました。
もちろんこちらのホテルでの朝ごはんはなしです。
これ文句言わなかったら、どうなっていたのでしょうか???
そのままほっておかれ、このホテルにお金を請求され、自力で空港に行くことになっていたと思います。
また、ホテルの人が一人かろうじて英語ができたので交渉できましたが、英語が全くできない人も何人かいました。
これらの交渉が終わったのが9時で、12時まで寝ようと思ったら、なんと隣のビルの工事が始まって爆音です。
以下の写真の工事している隣のホテルに泊まりました。
これには怒り心頭で、すぐにターキッシュエアラインズのカスタマーサービスに電話をかけて、文句をいい、「全く寝れないので、このままでは病気になる。とにかくゆっくり寝たい」のでビジネスクラスへのアップグレードを要求しました。
工事の音を聞かせ、工事を行っている写真も送って、1時間以上の交渉の末、いろいろ担当者が変わりましたが、一応ビジネスへのアップグレードのOKをもらいました。
その後約束の12時には迎えは現れず、1時間ぐらい遅れて現れました。
同じようにこちらのホテルにたらい回しされた方の中に日本人がいたのですがとても大人しい。
まったく文句を言わないので、ポルトガル人グループと意気投合してぶつぶつ文句を言い合ってストレス発散しておりました。
そのなかになんとファーストクラスの人もいて、こんな不当な扱い受けるのなら、二度とターキッシュエアランズは使わないと言っておりました。
当たり前ですよね。
なんでこの方をこのぼろいホテルに泊まらせたのか。
次のホテルははじめに行ったホテルで、すぐにまた「先に食事に」と言われたので、同じ失敗は犯したくないと思い、「部屋が決まらない限り食事にはいかない」と言い張り、部屋の鍵をもらってから食事に行きました。
こちらで夜中・昼・早い夜の3回食事しました。
「先に食事に」というのはなんか怖くなりましたね。
乗り継ぎ失敗した場合に泊まったホテルで「先に食事に」というのは要注意です。
「疲れているから先に部屋に」としっかり言いましょう。
実際に、最初に一緒にシャトルバスで来た方の1名がこれらのことを知っていたのかどうかはわかりませんが、「先に部屋に行かせろ」と言って、食事もせずに部屋の鍵をもらっていました。
その時は「なんで食事しないんだろう?」と思っておりましたが、もしあの時私も食事をせずそのように言っていたら、おそらくあんなぼろいホテルに案内されることはなかったと思います。
数時間こちらのホテルに滞在して空港に出発です。
お部屋はこんな感じでかなり豪華です。
はじめからここに泊まれていたら、文句はありませんでした。
ビジネスクラスにアップグレード
空港に行って、実際にアップグレードしてもらえているのかとても心配でしたので、チェックインカウンターでビジネスクラスになっているか確認してもらったのですが、答えは「ノー」でした。
1時間以上交渉したのですが、トルコの女性めちゃめちゃ強いですね。なんであんなに強いんでしょう。
引き下がりません。
今日電話で話したから「カスタマーセンターに確認してみてくれ」と言ってもそれすらもしてくれないのです。
カスタマーセンターとチェックインカウンターは組織的につながっていないと。
なんですかそれ??
私も絶対引き下がるつもりはなかったのですが、疲れ果てているのに1時間以上もこんな交渉しているのバカバカしくなってきて、チェックインカウンターの方も「いくら言っても無駄だからここにいるよりも休んだ方がいい」とまで言い出し、結局諦めとぼとぼと搭乗口に歩いていきました。
そうしたら、搭乗する前に「ピンポン」の嬉しい音が。。
ビジネスクラスにアップグレードです。
このときのビジネスクラスの様子はターキッシュエアラインズのビジネスの機内食と搭乗記をお読みください。
本当にうれしかった!!
ところで、乗り遅れたからってアップグレードを交渉しても絶対無理です。
特に、普通にきちんとしたホテルに宿泊した場合は、アップグレードの交渉は難しいと思います。
これアジアなら「お客様は神様」の精神があるので望みはありますが、トルコ人はすごい強気で絶対折れないです。
私はターキッシュエアラインズの上級会員で、しかも「1回目のホテルの隣が工事中でもの凄い騒音(電話口で聞かせました)でまったく眠れないので、病気になりそうなのでなんとかしてくれ」と交渉したのが功を奏したのだと思います。
何か非常に不当な扱いを受けた場合は、私のようにだめもとでカスタマーセンターに交渉してみましょう。
その際には、日本のカスタマーセンターはまったくあてになりませんので、トルコ現地のカスタマーセンターに電話しましょう。英語が通じます。
このとき1時間も電話ができたのはボーダフォンのSIMのおかげです。
何かあった場合に、ターキッシュエアランズのトルコのカスタマーセンターに電話をしたい方はボーダフォンのSIMをAmazonで購入しましょう。
また、乗り継ぎに失敗して、提携ホテルではないところで降ろされ、迎えのシャトルバスが来ない場合も十分にあります。
その場合にSIMがなかったら、英語が通じないトルコで空港まで自力で行くのは難しいですよ。
Google mapや翻訳機能があればどうにかなりますので、ターキッシュエアランズに乗られる方はトルコでも使えるヨーロッパ周遊などのSIMやWIFIレンタルなどを利用するようにしましょう。
また、一緒にこのぼろホテルに泊まったあるポルトガル人グループはせっかくだからと観光に行っていました。
SIMがあれば、こんなことも可能でしょうね。
以下がトルコで使えるおすすめのSIMとWIFIです。
- TRAVeSIM(設定簡単・安い)
- Nomad SimのeSIM(eSIMなのに大容量がある)
- グローバルWiFi(グループで使う方におすすめ)
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
なお、WIFIトラベルは私が実際にイスタンブールで使ったレンタルWIFIですが、イスタンブールの空港以外ではつながりが悪く、あまりおすすめできません。
その他、ahamo(携帯)もおすすめで、海外でもプラスの料金なしで使い放題です。
別の機会にトルコのストップオーバー無料プログラムでイスタンブールのホテルに宿泊したときに、一緒に行った方でahamoを使っている方が何人かいました。
イスタンブールの空港からuberも呼ぶことができ、とても助かりました。
ahamoはイスタンブールのどこでもしっかりつながっていましたよ。
ahamoの詳細はこちら>>>ahamo
なお、ahamoでしたら、海外で20GBまで追加料金なしでそのまま使えます。
なお、トルコも含めたヨーロッパ周遊にSIMに関しては以下を参考にしてください。
おわりに
ターキッシュエアランズの乗り継ぎに失敗した経験を事細かに説明させていただきました。
これからターキッシュエアランズに乗ろうと思われている方の参考になれば幸いです。
飛行機が乗り継ぎ時間以上に遅れたら、確実に乗れないと思ったほうがいいです。
そのような可能性もあることを想定してターキッシュエアランズを利用しましょう。
何も問題なければ、食事つきの立派なホテルに案内されますので、ホテルライフを満喫しましょう。
ただ以下の3点はしっかり覚えておいてください。
- 乗り継ぎに失敗した場合は預けた荷物はピックアップしない。(1日過ごせる必要最低限のものを手荷物として持って乗る)
- 乗り継ぎに失敗した場合に泊まったホテルで「先に食事に」と言われたら要注意。「疲れているから先に部屋に」としっかり言う。
- ターキッシュエアランズを使う場合はトルコで使えるヨーロッパ周遊のSIMやWIFIレンタルを使用する。
また、イスタンブールでの1時間・2時間の乗り換えの際の注意点は以下に詳しく説明しましたので、そちらも参考にしてください。
また、ターキッシュエアランズのWIFIやコンセントの情報はこちらを参考に。