小学生が喜ぶ小学校の英語の授業で使えるゲーム!教材・本を紹介

ゲームの英語児童英語教育・研究

小学校で外国語活動が必修化されましたが、「ゲームやクイズを授業でやってみたいけど、どんな英語を使ったらいいのか」とお困りの先生方も多いのではないでしょうか。

ここでは、小学校の英語の授業におけるゲームの意義・ゲームを行う際の留意点、さらに、ゲームでよく使うクラスルームイングリッシュについて解説します。

さらに、英語のゲームの教材や書籍・児童英語の資格取得ができるスクールについても解説します。

こどもの英語の授業におけるゲームの意義

子どもたちがゲームに熱中しているときに,新しい語彙や表現に出会うならば,教師が前に立って説明するのを聞いているよりも,子どもたちはより動機づけられ,それらの語彙をより内在化することができます。

すなわち、ゲームを授業の補助として捉えるのではなく,ゲームを行うなかで,語彙や表現を導入し,練習させ,その後で教師主導の授業において簡単な確認を行うことにより、子どもたちに知識を与えるのではなく,知識の背後にある法則やパターンを学びとらせることができます。

そうすることにより、子どもたちはその知識をより深いレベルで保持でき,新たな状況の中でもそれを思い起こし,より柔軟に使いこなせるようになります。

つまり,教師は語彙や表現パターンを「教え込む」のではなく,学習活動の中に組み込み,子どもたちに気づかせるようにするのです。子どもたちは遊びながら新しい語彙や表現パターンを発見します。

たとえば,フラッシュカードを使うゲームを行う際には,子どもたちがすでに知っているものの中に新しいフラッシュカードを混ぜ込むみます。

そうすると子どもたちが学習活動を楽しんでいるならば,どういう意味であるかを知りたがります。

このように子どもたちが自らその新しい語彙や表現を知りたいという状況を作っていく必要があります。

小学校の英語の授業でゲームを行う際の留意点

子ども英語

このように多くの利点があるゲームですが、ゲームを行う際の留意点がいくつかあります。

留意点1 盛り上がりすぎてクラス崩壊しないように

子どもたちがゲームにあまりにも夢中になりすぎて,クラスのまとまりがなくなり,クラス崩壊につながる可能性もあるので注意が必要です。

また,子どもたちが充分に考えることをせずに,ゲームに夢中になっているときには,落ちつかせるために少し静かなゲームに切り替えたり,色を塗る・絵を描くなどの活動を取り入れたりしてください。

つまり,動と静のゲームをバランスよく取り混ぜていく必要があります。

留意点2 子どもたちが終わりたいと思う前に終わらせる

ゲームは子どもたちが終わりたいと思う前に終わらせるべきです。

そのことにより子どもたちのゲームへの興味が失われるのを防ぐことができます。

次の授業で同じゲームを行ったとき,前回もっとやりたかったゲームだと感じ,喜んで次回も同じゲームを行います。

留意点3 ルールは簡単に

あまりにもルールが複雑で、ゲームのルールを理解するで精いっぱいで、英語学習どころではないゲームを行っている先生や毎回毎回新しいゲームを導入している先生を見かけることがあります。

そのようなゲームには、英語学習であることが強調されすぎて、子どもたちが楽しめないようなゲームもあります。

英語の授業ですから、「ゲームのルールを覚えること」に力を注がせるのではなく、「英語を使うこと」に力を注がせるべきです。

普通に子どもたちがよく行うシンプルなゲームを行うほうがいいです。

それでは子どもが飽きてしまうだろうと心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、ゲームは何度も使いまわしをして、教える中身である英語を変えていくのです。

つまり,ゲーム自体を変えるのではなく,同じゲームの中で英語の内容を変えて徐々に難しい英語に挑戦させていくのです。

ただ、いつも同じでは面白くありませんから、時々新しいゲームを導入する必要もあります。

その場合は、ある一定期間は新しく紹介したゲームを行い,ゲームを覚えることへのストレスをなくさせる配慮が必要です。

留意点4 インプット用のゲームかアウトプット用のゲームかを理解する

教師としてしなければならないことは,個々のゲームの特徴をしっかりと把握し,必要に応じて使い分けていくことです。

つまり、インプット用のゲームなのか、アウトプット用のゲームなのかをきちんと理解して、子どもたちの習得レベルを見ながら、最適なゲームを提供するようにしてください。

たとえば,子どもたちが十分に英語を理解していないうちに,英語を発話させるゲームを行わせると,スムーズに英語を発話することができないため,子どもたちにストレスを与える原因となります。

留意点5 子どもが母国語で楽しんで遊ぶゲーム教材を選ぶ

子どもの英語のレッスンの成功の鍵は、ずばり教材です。

子ども英語の授業は先生のキャラクターがかなり左右します。

子ども受けする、子ども好きの先生は、本当に子どものことをよく理解し、楽しい授業を行えます。

ところが、そうでない「普通の方」もたくさんいらっしゃると思います。

2000年初めに児童英語が始まり、私も含め、英語が得意な「普通の方」がこの分野にたくさん入ってきました。

「普通の方」は、そんな子ども受けする強烈なキャラクターを持っていませんから、何で勝負するかという教材選びのセンスで勝負するのです。

たとえば、カルタをやるにしても、そこに「ハエたたき」を取り入れるだけで、子どもたちは喜びます。

数字を覚えさせるのに「UNO」もよくやりました。

高学年のクラスでハリーポッターの映画を取り入れたこともあります。

特別子ども好きでもない「普通の方」が子どもたちを喜ばせるには、自分のキャラクターでは勝負できないので、子どもが好きそうな教材で勝負しましょう。

今は、アマゾンなどで楽しいゲームが容易に購入することができ、特に、海外の子ども向けのゲームなども購入できます。

母国語で子どもたちが楽しめるゲームならそれを英語の授業に取り入れても、当たり前ですが、子どもたちは楽しんでゲームに取り組みます。

下記でいろいろご紹介します。

小学生が楽しめる英語のゲーム5選

ここでは小学生が楽しめる代表的な英語のゲームを5つご紹介します。

どれも子どもたちが日本語でも喜んで行うゲームです。

特に、上記の留意点4でお話した内容に沿って、

インプット用のゲーム(発話を強要せず、聞いたことに反応して行動する)

アウトプット用のゲーム(発話を促す)

という観点から分けました。

ビンゴ(インプット用のゲーム)

ビンゴはインプット用のゲームの中でもスピードをあまり必要としないので、習いたての単語を覚えさせるのに最適なゲームです。

習った単語を使って自前でビンゴを作ることもできますが、今はこのようなすばらしい市販の教材があるので、用途に合わせてこれらも上手に利用してください。

カルタ(インプット用のゲーム)

カルタは英語ではslapといわれているゲームで、子ども英語の基本中の基本のゲームです。

インプット用のゲームですが、スピードを必要とするため、だいたい覚えたなというときに行うゲームです。

ただカードをとるだけよりもこんな感じで何か道具があるほうが盛り上がります。

こちらはUFOでくっつけて取るカルタです。

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こちらはハエたたきつきのカルタのゲームセットです。

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Simon Says(インプット用のゲーム)

Simon Saysはインプット用のゲームです。

こちらは、授業で習った単語の復習というよりは、それとは別に体の部位や身の回りの単語、さらに、動作動詞などをSimon Saysのゲームでどんどん覚えさせたらいいと思います。

簡単なゲームで、動作を示す命令文の前に「Simon Says」という言葉をつけたときのみ、生徒はその動作を行い、命令文だけすなわち「Simon Says」を言わない場合はその動作を行いません。

Simon SaysはTPRがもとになったゲームです。

詳細はTPR(全身反応教授法)とは!メリット・デメリットを解説をご覧ください。

Who am I?(インプット用のゲーム+アウトプット用のゲーム)

Who am I?というのは、いくつかの英文を言って,何であるかをあてさせる簡単なクイズです。

聞いて、英語を言わせますのでインプット用のゲーム+アウトプット用のゲームの両方になります。

このように3つぐらいの問題を出してあてさせます。

カタツムリの問題

  • I carry my home with me.
  • I move slowly.
  • I am brown.
  • Who am I?

Who am I?の詳細は児童・小学生のための英語のクイズ・ゲーム【Who am I?】をご覧ください。

授業で習った単語の復習としてWho am I?を行ってもいいですが、慣れないうちは先生が毎回英文を考えるのが大変かと思います。

英文を作るのが難しいと感じる方は、下記のようなカードを利用しましょう。

これらはWho am I?に作られたカードなので、英文もあり、そのままWho am I?ができます。

先生がストレスなくWho am I?のクイズができます。

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こちらは頭にカードを指して「What am I?」と聞くゲームです。

他のプレイヤーに様々な質問をして、自分の額につけられたカードが何かをあてていきます。

英語を自然に使う環境を与えることができます。

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陣取り(アウトプット用のゲーム)

陣取りは発話を強要しますのでアウトプット用のゲームです。

子どもたちにとても人気のあるゲームです。

大きめのフラッシュカードを使います。

カードを一列に並べて,チームを2つにわけ,代表が一人ずつ描かれている絵の語彙や文を英語で言いながら,自分の陣地から順番に手でカードに触れていきます。

二人が出会ったところでじゃんけんをし,勝ったほうはそのまま進み,負けたほうは次の人と交代をします。

次の人が自分の陣地から同じようにカードに触れながら進みます。

早く相手の陣地に到着したチームが勝ちです。

英語を発話しなければ勝てないため,普段はあまり英語の授業に真剣でない子どもたちも,ゲーム前の練習になると真剣になり,あまりにも盛り上がりすぎて、授業崩壊を起こすぐらい子どもたちは喜んでやっていました。

ただし,カードの英語をまだよく発話できないときに,このゲームを行うと,発話したくても上手に発話できないため,子どもたちにストレスを与えることになりますので,子どもたちがゲームで使う英語表現をよく理解してから,陣取りを行うようにしましょう。

小学生を対象にしたおすすめゲーム教材

ここでは小学生を対象にした英語のおすすめのゲーム教材を紹介します。

アルファベットを教える英語のゲーム教材

アルファベットを教える英語のゲーム教材です。

予算がつけば、アルファベットを覚えるのにもただ、「黒板で書く」「ノートに書く」だけでなく、ゲームを取り入れられたら楽しく学習できます。

フォニックスを教える英語のゲーム教材

フォニックスを教える英語のゲーム教材です。

以下の2つがおすすめです。

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海外のゲームを利用

ここからは海外のゲームです。

教える方に英語力が多少必要になりますが、使い方によってはものすごく楽しくなります。

人生ゲームはおすすめです。

ゲームに関するクラスルームイングリッシュ

ここではゲームのクラスルームイングリッシュを学びます。

ゲームのクラスルームイングリッシュ


動画の中から、特に覚えておきたいクラスルームイングリッシュをいくつかピックアップしました。

何点とった?
How many points did you get?

どのチームが勝ったの?
Which team is the winner?

チームAが勝ちました。
Team A is the winner.

引き分けです。 
It’s a draw.

接戦だったね。
It was a close finish.

カードゲームのクラスルームイングリッシュ

カードゲームで使う英語表現はこちらの動画で学べます。

動画の中から、特に覚えておきたいクラスルームイングリッシュをいくつかピックアップしました。

カードを切ってください。 
Shuffle the cards.

すべてのカードを配ってください。
Deal all the cards.

一人に3枚配ってください。 
Deal three cards for each.

カードを表にひっくり返して。
Turn the cards face up.

カードを裏にひっくり返して。
Turn the cards face down.

なお、これらの英語フレーズは「小学校での英語」を参考にしました。

ご購入は以下のリンクから

小学校での英語

子どもに英語を教える先生におすすめの本「小学校での英語」に本書の補足教材や付属動画を掲載しています。

「小学校での英語」はアマゾンキンドルのunlimitedで無料で読めます。

Kindle Unlimitedでは30日間の無料体験を行っていますので、無料体験で一読ください。

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小学生を対象にした英語のゲームの本

小学生を対象にした英語のゲームの本を結構たくさんあります。

その中から3冊選んでみました。

ビンゴ、クイズ、カードゲームなどの定番ゲームのやり方がおもに書かれています。

ルールの簡単なゲームが小学校の英語の授業が一番いいと思っていますので、この本にはとても共感します。

ただ、珍しいゲームや新しいゲームをやりたい方には向かないです。

小学校の英語の授業では「豊かな人間関係作りを学ぶもの」という信念の著者が、簡単な英語表現を使って短時間でできる100のゲームを紹介しています。

外国語活動のときのとにかく、楽しくがモットーであったときに出版された本です。

ただ、今でも参考になるゲームたくさんあります。


「クラスがまとまる!男女が仲良くなれる!小学校英語コミュニケーションゲーム100」 の著者が書いています。

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「クラスがまとまる!男女が仲良くなれる!小学校英語コミュニケーションゲーム100」と同じ著者が英語が必修化されてから出版した書籍です。

2人で遊ぶゲーム・グループで遊ぶゲーム・大勢で遊ぶゲームなどシチュエーション別に紹介しており、どれもルールが簡単なゲームが多いです。

新しいアイディアがほしいなという方におすすめです。

小学校指導者資格が取得できるスクール

もっと本格的に児童の英語教授法を学びたい方は小学校英語指導者認定協議会 (略称:J-SHINE)の英語教育指導者の資格を取得することをおすすめします。

英語関係の多くの書籍を出版しているアルクでは『アルク児童英語教師養成コース』
『小学校英語指導者資格取得研修講座』というJ-SHINEの小学校指導者資格を取得するためのコースがあります。

児童心理学、言語習得論、バイリンガル教育など体系的に学べます。

詳しくは以下の公式サイト、またはおすすめの児童英語の資格!小学校英語指導者資格J-SHINEを通信で取得をご覧ください。

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おわりに

ここでは、小学校の英語の授業におけるゲームの意義・ゲームを行う際の留意点・おすすめのゲーム・ゲームでよく使うクラスルームイングリッシュ・英語の授業でのゲームの教材・書籍、また、児童英語の資格取得ができるスクールについて解説しました。

参考になれば、幸いです。

その他の児童英語教育関係の資料・教材です。ご活用ください。

クラスルームイングリッシュ

クイズ・ゲーム

ALTとのコミュニケーション

海外の児童英語教育事情

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