海外旅行や出張の通信、Wi-Fiレンタルは手間・ローミングは割高…と悩む人に、現地で即開通できるeSIM squareという選択肢があります。番号付きプランも選べるから、予約の折返しやSMS認証にも対応しやすいのが魅力です。
本記事ではeSIM squareの使い方・口コミ/評判・料金をまとめて解説。とくに韓国・タイ・フランスの電話番号付きプランにフォーカスし、仕組みと注意点(例:韓国は到着後KYC、タイはKYC不要の通話仕様、フランスはデータ専用/周遊Orangeの番号付与可)をわかりやすく整理します。
さらに、iPhoneでの設定手順、つまずき対処、仁川空港での速度実測レビュー、主要国の料金例、他社との比較まで一気にチェック。この記事だけで、あなたに最適なプラン選びが完了します。
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eSIM squareとは?
海外旅行や出張に便利な前払い式のeSIMサービスです。SIMカードの差し替えが不要で、必要なデータ量や日数を購入すれば、すぐ利用を開始できます。特に、韓国・フランス・タイなど一部の国では現地電話番号付きのプランが選べるのが大きな特徴です。
運営会社 | 株式会社テレコムスクエア |
サービス開始 | 2024年9月 |
対応エリア | 200以上の国と地域 |
対応機種 | eSIM対応スマホ(iPhone XS以降、Google Pixelなど) |
支払い方法 | クレジットカード、Google Pay、Apple Pay |
主な特徴 | 即日開通、事務手数料なし、現地電話番号付きプランあり |
運営会社とサービス概要
eSIM squareは、海外通信サービスの専門企業である株式会社テレコムスクエアが提供しています。30年以上の実績を持つ同社の新サービスとして、2024年9月に開始されました。
「2ステップで簡単に開通できる」「事務手数料が不要」「購入後すぐに利用可能」といった特徴があり、個人旅行からビジネス利用まで幅広いニーズに対応しています。
ホテル予約や現地アプリ認証に番号が必要な場合に便利な「電話番号付きプラン」も大きな強みです。
対応エリアと対応機種
対応エリアは200以上の国と地域で、日本・韓国・フランス・台湾・中国・アメリカ・ハワイをはじめ、ヨーロッパ周遊や世界周遊プランも用意されています。対応機種はiPhone(XS以降)やGoogle Pixelシリーズなど、主要なeSIM対応スマホです。
QRコードを読み込むだけで利用開始でき、デュアルSIM対応機種なら「日本のSIMを通話用、eSIM squareをデータ通信用」といった使い分けも可能です。
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実際にeSIM squareを使ってみたレビュー【仁川空港】
今回eSIM squareを利用したのは、香港旅行の途中で韓国・仁川空港にストップオーバーした際です。
トランジットの合間にラウンジや空港内で仕事や調べ物をしたかったため、短時間でも安定した通信が必要でした。
そこで選んだのが、韓国向けの通話付き・データ無制限プランです。SK Telecomの回線を利用でき、番号発行も可能なので、旅行だけでなくビジネス用途でも安心です。
購入からアクティベーションまでの流れ
事前に公式サイトからプランを購入し、メールで届いたQRコードをiPhoneに読み込んで設定しました。
手順はシンプルで、①プランを選んで決済 → ②QRコードを受信 → ③端末にインストール → ④現地でデータ通信ONの4ステップだけ。実際に仁川空港到着後、数分で接続でき、難しい操作は一切ありませんでした。
結論、iPhoneの設定は5分前後で完了。通話機能を使うには到着後のパスポート登録(KYC)と別途チャージが必要でした。以下、実際の画面(スクショ)に沿って手順と注意点を書きます。
iPhoneでのインストール手順

1) 「モバイル通信を設定」を開く
- iPhoneの設定 > モバイル通信 > eSIMを追加へ。
- 画面に「近くのiPhoneから転送」/「QRコードを使用」の二択が出ます。
→ eSIM Squareのメール/マイページで発行されたQRコードを用意して、「QRコードを使用」を選択。
2) eSIMのアクティベートを開始
- QRを読み込むと、「eSIMをアクティベート」の画面が出ます。
- 「続ける」をタップ。

3) 「アクティベート中…」の表示
- 数十秒~1分ほど待機。電波状況が悪いと少し長く感じるので、Wi-Fi接続のままが安定。
4) 「モバイル通信設定完了」と番号表示
- 「モバイル通信設定完了」が出れば成功。
- 画面には韓国番号(+82 10-XXXX-XXXX)が表示されます。
5) 回線設定の最終確認

- 設定 > モバイル通信 >(SK Telecom)の詳細で以下をチェック:
- この回線をオンにする:オン
- ネットワーク選択:KOR SK Telecom
- 音声通話とデータ:LTE
- データローミング:韓国単国利用なら通常オフのままでOK
- デュアルSIM運用の場合は
- モバイルデータ通信の回線(どの回線でデータを使うか)
- デフォルトの音声回線(電話発信で使う回線)
を必要に応じて切り替えます。
韓国の電話番号の取得方法
アクティベイト後に届いたメールに下記が明記されていました:

- レンタル契約番号の通知
- 到着後にパスポート登録(KYC)が必要:
https://www.skroaming.com/passport/ - 通話/SMSの発信は別途チャージが必要:
https://www.skroaming.com/reservation/charging
※チャージもKYC完了が前提
つまり:データ通信はQRで入れて待てばOK、音声/SMSはKYC+チャージが必要という流れです。
メール記載のKYCフォーム(skroaming.com/passport)をクリックしてみると上記のような英語のサイトに飛びますので、そこで以下のような必要事項を入力していきます。そして必要額をチャージします。
設定の仕方のまとめ
- QRコードを読み取り
- 続ける → アクティベート中
- 設定完了を確認
- 回線のオン/ネットワーク/LTEを確認
- KYC登録 → 必要なら通話/SMSをチャージ
よくあるつまずき&対処
- 「アクティベート中…」から進まない
- 機内モード→オフ/オン、再起動、Wi-Fi接続で再実行、日付と時刻を自動に。
- データが繋がらない
- モバイルデータ通信の回線がSK Telecomになっているか確認。
- 必要ならAPN自動設定が完了するまで待機(通常は自動)。
- 通話やSMSの発信ができない
- KYC(パスポート登録)済みか、チャージが入っているかを確認。
- デュアルSIMで主回線に戻したい
- 設定 > モバイル通信 でデータ回線/音声回線を切り替え。
仁川空港での設定体験(接続の速さ・安定性)
設定完了後すぐに「SK Telecom」のネットワークを掴み、接続はスムーズでした。空港内の移動でも途切れることなく、安定した通信が利用できたのが印象的です。
Matina Loungeでの計測

仁川空港で初めて「Matina Lounge」を利用。プライオリティパスで入場でき、食事もアシアナラウンジより充実していました。
ここでスピードテストを実施したところ、以下の結果に。

✅ ダウンロード:113 Mbps
✅ アップロード:7.16 Mbps
✅ Ping:42 ms
下りは100Mbps超えと非常に高速で、動画視聴やSNS利用もサクサク。アップロードはやや控えめですが、写真の共有やメール送信には十分でした。
カプセルホテル「ダラキュー」での計測

ストップオーバー中は、仁川空港直結のカプセルホテル「ダラキュー」に宿泊。
ダラキューについては日本人の方が泊まられた体験記が詳しくて参考になります。

こちらでもスピードテストを行いました。

✅ ダウンロード:111 Mbps
✅ アップロード:16.9 Mbps
✅ Ping:41 ms
ラウンジ同様に100Mbps前後の安定した速度を記録。特にアップロードが改善され、ビデオ通話やクラウドへの写真アップロードも快適に行えました。
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SKY HUB LOUNGEでの計測
次の日はプライオリティパスで入れるSKY HUB LOUNGEに行きました。

韓国料理が充実していていつも行くアシアナの料理よりも数倍いいです。

プライオリティ・パスの会員証を受付で提示すれば、このSKY HUB LOUNGEに入室できます(当日の搭乗券が必要)。仁川ではMatina Loungeなども同様に対象です。

✅ ダウンロード:109 Mbps
✅ アップロード:8.51 Mbps
✅ Ping(アイドル):41 ms
下りは100Mbps級で安定。アップロードは控えめながら、写真・動画の共有やメール送信には十分でした。
プライオリティ・パスの入手方法:最短は楽天プレミアムカード。カード会員サイトからプライオリティ・パス(デジタル会員証)を申し込み、アプリに会員証が表示されたら、受付で会員証+当日搭乗券を提示するだけで利用できます。
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eSIM squareを実際に使ってみた感想
総じて、仁川空港での利用は非常に快適でした。ストップオーバーや出張の短時間利用でも、「買ってすぐ使える安心感」があり、他の海外eSIMサービスと比べても信頼性が高いと感じました。
メリット
- 設定が簡単:QR→続ける→数分で開通。空港到着後でもすぐ使えた
- 番号付きの安心感:予約や現地連絡に便利(KYC+チャージで発信対応)
- 回線品質が安定:仁川空港内・ホテルともに下り100Mbps前後で快適
- テザリングOK:ノートPC作業も問題なし(検証時)
気になった点
- 音声発信は手続きが必要:KYC登録と別途チャージが前提
- 混雑時間帯はアップロード速度が低下しやすい:写真や動画の大量アップロードは、時間に余裕をもって行うのがおすすめです
こんな人におすすめ
- トランジットや短期滞在ですぐ使える回線が必要な人
- 現地電話番号があると安心な予約・連絡が発生する旅程の人
- 空港ラウンジやホテルで仕事(メール/クラウド/会議)をしたい人
当日のチェックリスト
- QRコード(マイページ/メール)を事前保存
- iPhoneの日付と時刻を自動・Wi-Fi接続でアクティベート
- 到着後、必要ならKYC登録→チャージを実施
- デュアルSIMの場合はデータ回線/音声回線を確認
eSIM squareの口コミ・評判まとめ

公開レビュー・実測記事・公式レビュー欄・アプリストアを元に、良い点/気になる点を出典つきの短文引用で整理しました(各引用は要点のみ抜粋)。
eSIM squareの良い口コミ
「SNSや動画鑑賞もサクサクできる速さでした。」
mybest 検証レビュー
「結論、利用中繋がらなかったり遅かったことはありませんでした。」
IKINARI・ノマド 実測レビュー
「購入前からチャットで相談できるのが良い。丁寧で履歴も残る。」
App Store ユーザーレビュー
「出発当日にWeb申込み、問題なく使用できました!」
公式「お客様の声」
「通信速度も安定しているからノーストレス。」
note 体験談
補足: mybest実測では韓国で81〜107Mbpsを記録(時間帯別)。詳細
eSIM squareの悪い口コミ
「短期滞在時の料金がやや割高。」
mybest 検証レビュー
「最初の設定でちょっと手間取った。」
MORE-SMILEs 体験レビュー
「少し郊外に行くと、通信が少し遅く感じることがあった。」
note 口コミまとめ
「一部地域で全然繋がらない、などの声も。」
テレコムスクエア公式メディア(口コミ抜粋)
「複数人でのシェアには向いていない(テザリングは不安定になり得る)。」
correc 解説
補足: App Storeの評価は★4.8/5(件数は少数)で、レビュー母数は今後の増加待ちです。詳細
eSIM squareの口コミと実体験(仁川空港)を比較
- 開通の速さ:事前にeSIM追加→到着直後に通信開始。レビューの「スムーズ」は実体験と一致。
- 速度・安定性:空港・市街地では快適。mybestの韓国実測(81〜107Mbps)とも整合。
- 価格感:最安重視なら他社比較を。安心感・日本語サポートを重視する人向き。
- 国別の手続き:韓国の番号付きは到着後の本人認証が前提(データは先に使える)。
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eSIM squareの料金プラン(主要国・料金例まとめ)

eSIM square公式メディアに掲載された料金例(2025年8月28日公開)をもとに再整理したものです。国別の最新ラインナップは各リンク先で確認できます。
韓国

K-POPやグルメ、美容など、エンタメの最先端をいく韓国。旅行の必須アイテムであるeSIMも、eSIM Squareなら目的に合わせて選べます。
特に便利なのが、電話番号付きで通話もできる「データ無制限」プラン。友人との連絡や、現地のお店に予約の電話を入れたいときも安心です。
※電話番号付きプランで通話・SMSを利用するには、(通常)現地到着後にパスポート登録などの本人確認(KYC)が必要です。データ通信のみのご利用であればKYCは不要です。また、通話の発信には別途チャージが必要な場合があります(詳細は購入ページをご確認ください)。
期間 | 料金 |
---|---|
2日 | 1,180円 |
3日 | 1,970円 |
5日 | 2,960円 |
7日 | 3,750円 |
Wi-Fi環境が充実している旅程なら、データ通信のみの「定量プラン」で費用を抑えるのも賢い選択です。
期間 | データ量 | 料金 |
---|---|---|
7日 | 10GB | 3,780円 |
15日 | 7GB | 1,480円 |
30日 | 15GB | 3,940円 |
台湾

おいしいグルメやノスタルジックな街並みで人気の台湾。現地の地図アプリや翻訳アプリを快適に使うなら、eSIMは欠かせません。
台湾向けプランは、1日ごとに使えるデータ量が決まった「デイリーパス」が特徴。計画的な旅行に最適です。
期間 | 1GB/日 | 2GB/日 |
---|---|---|
3日 | 770円 | 1,050円 |
5日 | 1,070円 | 1,580円 |
7日 | 1,500円 | 1,630円 |
10日 | 1,625円 | 1,640円 |
長期滞在やリモートワークでの利用には、たっぷり使える「30日定量プラン」がおすすめです。
データ量 | 料金 |
---|---|
10GB(30日) | 4,780円 |
タイ

エネルギッシュな首都バンコクやビーチリゾートまで、eSIM Squareのタイ向けプランは電話番号付き(通話対応)とデータ通信のみの2タイプがあります。
電話番号付き(通話対応)プラン
現地番号が付与される音声対応タイプ。例として7日/15GB(着信のみ)、10日/50GB(通話100分・国内発信可/国際電話不可)などが選べます。仕様・在庫・料金は変動するため、購入画面の最新表示をご確認ください。
期間 | データ量 | 通話 | メモ |
---|---|---|---|
7日 | 15GB | 着信のみ | 発信不可/SMSなどの条件は購入画面で要確認 |
10日 | 50GB | 通話100分 | 国内発信可・国際電話不可(回線:DTAC等) |
データ通信のみ
期間 | データ量 | 料金 |
---|---|---|
7日 | 1GB | 1,380円 |
7日 | 10GB | 6,180円 |
15日 | 5GB | 1,550円 |
15日 | 7GB | 2,570円 |
30日 | 10GB | 6,980円 |
シンガポール

近未来的な都市と豊かな自然が融合するシンガポール。eSIMがあれば、観光中の情報検索や写真の共有もスムーズです。短期から長期まで、旅程に合わせたプランを選べます。
期間 | データ量 | 料金 |
---|---|---|
7日 | 1GB / 3GB | 980円 / 1,070円 |
15日 | 3GB / 5GB / 7GB | 1,480円 / 1,780円 / 1,950円 |
30日 | 10GB | 3,480円 |
ヨーロッパ周遊

複数の国を旅するヨーロッパ周遊には、国ごとにSIMを入れ替える手間が不要な周遊プランが便利です。一つのeSIMでフランス、イタリア、イギリス、ドイツ、スペインなど、38カ国以上をカバーできます。
Orangeが提供する通話・SMS付きプラン
現地の電話番号(フランス番号)が付与され、通話やSMSも利用したい方におすすめです。データ容量が大きく、長期滞在やリモートワークにも適しています。
データ量 | 日数 | 料金 |
---|---|---|
12.0GB | 31日 | 3,980円 |
30.0GB | 31日 | 7,980円 |
100.0GB | 31日 | 11,980円 |
データ通信専用プラン
主にデータ通信を利用する方向けのプランです。GoogleマップやSNS、動画視聴など、用途に合わせてデータ量と日数を選べます。
データ量 | 日数 | 料金 |
---|---|---|
1.0GB | 30日 | 1,380円 |
3.0GB | 15日 | 3,080円 |
10.0GB | 30日 | 9,580円 |
アメリカ(ハワイを含む)

広大なアメリカの旅には、安定した通信が不可欠です。eSIM Squareは、アメリカ本土とハワイそれぞれに最適なプランを提供しています。
アメリカ本土向けプラン
期間 | データ量 | 料金 |
---|---|---|
7日 | 1GB | 780円 |
15日 | 3GB | 1,280円 |
7日 | 10GB | 2,180円 |
ハワイ向けプラン
期間 | データ量 | 料金 |
---|---|---|
7日 | 1GB | 780円 |
10日 | 3GB | 890円 |
7日 | 5GB | 1,490円 |
▶▶▶ ハワイ向けeSIMのプランを見る
eSIM squareの特徴とメリット
eSIM Squareは、料金体系の明快さ・即日開通のスピード・物理SIM不要の手軽さに加え、韓国・フランスなどで現地電話番号を取得できるプランが選べるのが大きな魅力。短期渡航やストップオーバー中の「今すぐつながる」「番号が必要」をどちらも満たせます。
料金のわかりやすさ
国・地域ごとに「◯日間/◯GB=いくら」で明確。事務手数料なしで、必要量だけ前払いすればOK。旅行日数やルートに合わせて予算が立てやすく、想定外の請求が起きにくい設計です。
即日利用できるスピード感
購入直後にQRコードが発行され、対応スマホへ追加すれば数分で開通。出発前の自宅・空港はもちろん、乗り継ぎ(仁川など)でもその場でセットアップ可能です。SIM売り場探しや行列待ちが不要になります。
物理SIM不要の手軽さ
物理SIMの抜き差しは不要。eSIMプロファイルを追加するだけなので、トレイを開ける手間や紛失リスクがありません。デュアルSIM対応機なら「日本のSIM=通話・SMS」「eSIM Square=データ」の同時待ち受けも可能です。
現地電話番号(韓国・タイ・フランス)を持てる安心感
番号付きプランを選べば、韓国・タイ・フランスの国内番号が割り当て可能。ホテル・レストラン予約の折り返し、各種SMS認証、配車・デリバリー系アプリの登録など、とても便利です。
eSIM squareのデメリット・注意点
便利なサービスですが、購入前に知っておくべき制約があります。とくに現地番号付きプランは国ごとのルールが異なるため、以下のポイントを確認してください。
対応機種・対応国の制約
対応は200以上の国・地域ですが、すべての国で使えるわけではありません。また、eSIM非対応端末では利用不可です。iPhoneはXS未満や一部キャリア仕様の端末で制限がある場合があります。最新の対応国・対応機種は公式サイトで必ず確認してから購入しましょう。
通信品質に関する注意
大手回線を利用するため概ね安定していますが、地下・屋内・郊外などの環境や、通勤時間帯・週末・大型施設周辺の混雑によって速度が低下することがあります。常に最高速度が必要な用途には不向きです。
サポートの提供範囲(要点)
eSIM Squareのサポートは日本語・オンライン(チャット/メール)中心です。混雑時は返信に時間を要する場合があり、現地ネットワークの障害などはキャリア側での対応が必要になることがあります(詳細は下の「サポート・問い合わせガイド」を参照)。
現地番号付きプランの注意
番号付きは対応国が限定され、通話分数・SMS可否・超過料金などの仕様がプランごとに異なります。国により本人認証が必須のケース(例:韓国は到着後のオンライン認証完了まで通話/SMS不可)や、金融・公的系の二要素認証に使えない場合があります。同じ番号の長期保持は前提ではない点にも注意してください。
返金・キャンセル/再発行(QR)の取り扱い
- キャンセル・返金:プリペイド型の性質上、購入後のキャンセル/返金は原則不可です。購入前に対応端末・SIMロック解除・対応国・利用開始条件を必ず確認してください。
- 注文内容の変更:原則として不可です(容量・国の変更や別商品への振替はできません)。
- QRの再発行・再利用:eSIMは原則1回限りのインストールで、削除後の再インストール・別端末への移行・QRの再発行/再利用は不可です。端末変更=新規購入が基本です。
- 有効期限:各商品にはeSIM自体のインストール期限があり、期限を過ぎると追加できません。インストール後の利用期間(日数)とは別管理なので、未使用のまま期限切れにならないよう早めに設定しましょう。
- 例外的な救済:期間限定のキャンペーン等で柔軟な対応が行われる場合があります。最新の公式告知・規約を必ずご確認ください。
運用時のコツ(共通)
日本回線のローミングをオフにし、iPhoneは「モバイルデータの切替を許可」オフで課金事故を防止。到着後は設定 → モバイル通信でeSIM Squareをデータ回線に指定し、APNが自動設定されているか確認してから利用を開始してください。
eSIM squareの使い方ガイド

購入から設定は共通でシンプルです。ただし、番号付きプランは国ごとに手続きが異なるため、注意点があります。
購入手順(公式サイト/アプリ)
- ① 渡航先・日数・データ容量(必要なら番号付き)を選択
- ② 会員登録 → 支払い(クレジットカード/Google Pay/Apple Pay)
- ③ 届いたeSIMのQRコードを保存(メール)
出発当日でも購入可ですが、トラブル回避のため出発前に端末へインストールしておくのがおすすめです。
現地番号付きプランの設定の違い:フランス vs. 韓国
■ フランス
eSIM Squareのフランス向けはデータ専用eSIMのため、到着後そのまま通信を開始できます。追加の本人確認は不要です。
■ 韓国(SK Telecom/番号付き)
データ通信は到着直後から使えますが、通話・SMSは到着後にオンラインでパスポート認証(KYC)を完了すると使えるようになります。認証受付時間は毎日 08:00〜22:00(韓国時間)です。
つながらない/通話できない時のチェックリスト
- データローミング:オフだと通信不可。設定でオンに。
- 再起動:設定が反映されない場合は試してみる。
- (韓国)本人認証:通話・SMSが使えない場合は、KYCが完了しているか確認。
- 音声回線:電話発信ができない場合は、設定でデフォルトの音声回線がeSIMになっているかチェック。
- データ残量:プランのデータ量が残っているか、有効期限が切れていないか確認。
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eSIM squareと他サービスとの比較
海外用の通信手段は大きく分けて、「日本の電話番号を維持するローミング型」と、「現地キャリアを使うeSIM(現地番号あり/なし)」の2系統。ここでは、日本番号の維持と現地番号の取得可否を主軸に、eSIM Squareの立ち位置を整理します。
楽天モバイル・ahamoとの違い
海外で「日本の電話番号を維持したい」のか、「現地の電話番号が必要」なのかで選び方が分かれます。楽天モバイル/ahamoは日本番号のままローミングできるのが強み。対してeSIM Squareは前払いで即日開通でき、国によっては現地番号付きプランが選べます(例:韓国=SK Telecom、タイ、欧州周遊=Orange(フランス番号))。
比較軸 | 楽天モバイル/ahamo | eSIM Square |
---|---|---|
日本の電話番号 | 維持できる(日本番号で着信・SMS) | 維持しない(端末の他回線に依存) |
現地の電話番号 | 付与なし | 一部の国で付与可(韓国は到着後KYC→通話/SMS可、タイはKYC不要が基本、欧州周遊Orangeはフランス番号) |
費用形態 | 月額プランの海外ローミング枠で利用 | 渡航先×日数×容量の前払い(事務手数料なし) |
設定の手軽さ | 端末でローミングON(プラン条件に準拠) | QRを追加→数分で開通(空港でも可) |
向いている人 | 日本番号での受発信・SMSを常用する人 | 予約の折返し/SMS認証や周遊・短期で即開通したい人 |
選び方の結論:日本番号の維持が最優先なら楽天/ahamo。一方、現地番号が必要・周遊で手早く開通したいならeSIM Square(番号付き/データ専用)が便利です。なお、併用も有効──日本回線(楽天/ahamo)は着信用、eSIM Squareはデータ回線にすると、連絡を逃さず通信コストも最適化できます。
※韓国の番号付きは到着後KYCと、必要に応じて発信チャージが前提です。
現地番号付きeSIMの実務ポイントは下記で詳しく解説しています。
日本の番号をそのまま海外で使う場合は、以下の実践ガイドが役立ちます。
公式情報・申込み(楽天モバイル/ahamo)
日本の電話番号をそのまま海外で使う場合は、各キャリアの公式ページで対応国・ローミング条件・料金を必ず確認してから手続きしてください。次のリンクから申込みに進めます。
▶▶▶ 楽天モバイル 公式サイト
▶▶▶ ahamo 公式サイト
他の海外eSIMサービスとの比較
多くの海外eSIM(Airalo/Nomad系など)はデータ専用が中心で、現地番号は原則なし。一方でeSIM Squareは、一部の国で現地番号付きを選べるのが違いです。以下は代表的サービスの比較(詳細レビューは各リンクへ)。
サービス名 | 現地番号 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|---|
Voyagee eSIM | なし(データ専用) | 低価格帯に強い。短期プランが豊富で初回導入が容易。 | コスト重視・数日滞在 |
TORA eSIM | なし(データ専用) | 日本語サポートが手厚い。設定ガイド充実。 | eSIM初心者・サポート重視 |
eSIMsan | 主になし(データ専用) | 中国・韓国・台湾などアジア圏プランが多い。 | アジア旅行中心 |
Saily | なし(データ専用) | アプリ完結で管理が簡単。残量確認や追加購入が素早い。 | アプリ一括管理・手軽さ重視 |
Nomad eSIM | なし(データ専用) | 対応国200+。1日1GB高速+無制限低速などコスパ良好。 | 周遊・長期・コスパ重視 |
結論:「安さ」や「手軽さ」ならデータ専用eSIMが有効。一方、予約の折返し/SMS認証/配車登録などで現地番号が必要なケースでは、eSIM Squareの番号付きプランが候補になります(韓国はSKTの本人認証を要チェック)。
▶▶▶ 世界200以上の国と地域に対応【eSIM Square】
eSIM squareはこんな人におすすめ

eSIM squareは「すぐ開通」「物理SIM不要」に加え、一部の国では現地電話番号付きプランも選べます。次のような方におすすめです。
おすすめのケース
- 現地で電話番号が必要な旅程:レストラン・ホテルの折り返し、配車/デリバリー登録、SMS認証など。
※ 韓国=番号付きは到着後KYC(本人確認)と必要に応じ発信チャージが前提/タイ=番号付きはKYC不要・国内通話中心(国際電話不可)が基本/フランス=単国はデータ専用、欧州周遊Orangeはフランス番号付きで通話・SMS可。 - 空港で手早く開通したい:事前購入→QR読み取りだけで到着直後に通信開始。カウンター探し不要。
- 複数の国を周遊:周遊プランなら国ごとにSIMを入れ替えず運用可能。
- 日本の番号を維持したい:デュアルSIMで「日本番号=通話/SMS」「eSIM Square=データ」に分けて安心運用。
別の手段が向いているケース
- 日本番号で頻繁に発着信したい:楽天モバイル/ahamo等の海外ローミングが適切。
- eSIM非対応の旧機種:物理SIMやポケットWi-Fiのレンタルを検討。
- 常時最高速・超安定が必須:現地キャリアの物理SIMや上位プランも比較。
- 韓国で到着直後に音声通話が必須かつKYC受付時間外(08:00–22:00 KST):空港カウンター対応や他手段の併用を。
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よくある質問(FAQ)

- Q韓国(SK Telecom)の番号付きで通話・SMSができません。
- A
到着後の本人認証(08:00〜22:00 KST)が未完了の可能性があります。購入時の認証ページ(QR/URL)からパスポート情報を送信し、認証完了のSMSを受け取ってからお試しください。
- Qタイの「電話番号付き(通話対応)」はKYCやチャージが必要ですか?
- A
QRコードを読み込めば原則そのまま利用開始できます。韓国のような到着後KYCや別途チャージは不要の設計です。代表的な仕様は以下の通り:
- 7日/15GB:着信のみ(発信不可)
- 10日/50GB:国内通話100分つき(国際電話不可)
在庫・料金・細部仕様は変動します。購入画面の最新表示で必ずご確認ください。
- Qつながらない/速度が遅い時のチェックポイントは?
- A
- 再起動・機内モードON→OFF・日付と時刻を自動
- データローミングがONか確認(国・プランにより必要)
- APNは通常自動設定。反映待ちの間はWi-Fi接続が安定
- 韓国ではネットワーク手動選択で「SK Telecom」を明示
- Qテザリング(インターネット共有)は使えますか?
- A
実際に韓国で行いましたが、問題なくつながりました。
まとめ:eSIM squareの結論
eSIM squareは、物理SIM不要で数分で開通できる前払いeSIMです。仁川空港での実測は下り約100Mbps前後と安定し、乗継中の仕事やSNSも快適でした。最大の強みは、韓国・タイ・欧州周遊(Orange)で現地電話番号付きプランを選べることです。
eSIM Squareはこんな人におすすめ
- 現地番号が必要:予約の折返しやSMS認証、配車アプリの登録がある旅程。
- 到着直後に通信したい:事前購入→QR追加だけで空港ですぐ接続。
- 周遊派:周遊プランで国ごとの差し替え不要。
購入・利用時の注意点
- 料金と有効期間:データ量×日数で価格が決定。購入後はインストール期限あり。
- 通話・SMSの条件:韓国=データは即利用可、通話/SMSは到着後KYC+必要に応じ発信チャージ。タイ=KYC不要、通話仕様はプラン依存(例:着信のみ/国内100分・国際不可)。欧州周遊(Orange)=フランス番号付きで欧州域内の通話/SMS可(詳細は購入ページ要確認)。
- 対応端末と再発行:eSIM対応スマホ必須。インストール後の再発行・別端末移行は原則不可。