日本文化といえば、茶道などが真っ先に頭に浮かびますが、折紙も立派な日本文化の一つです。
海外でも折紙は人気があります。
ただ、日本のように簡単に折紙が入手できません。
そこでに海外で折紙を普及するというミッションをもって「折り紙ワークショップ」を行ってきました。
その時のことをご紹介します。
マルタの子どもたち対象の「折り紙ワークショップ」(2019年9月)
マルタとはイタリアの近くにある小さな島国です。
マルタは、正式にはマルタ共和国(Republic of Malta)といいます。
大きさは東京23区の約半分で、主な島として、マルタ島、ゴゾ島、コミノ島があります。
マルタの公用語はマルタ語と英語です。
学生6名は、予行練習として北海道の美瑛町の図書館で日本の子どもたちに英語で折り紙の折り方を教えてきました。
このように用意周到に準備し、折り紙の折り方を完全に英語で覚えて、イスタンブール経由で15時間以上かけてマルタに行きました。
図書館の方のご厚意で、この「折り紙ワークショップ」をマルタ図書館の正規の夏のプログラムにしてもらいました。
当日は、図書館の方が大々的に宣伝してくれたこともあり、マルタの子どもたちがたくさん集まってくれ、とても喜んでもらえました。
マルタの子どもたちにとっては折り紙ははじめてという子どもが多く、おそらくマルタではじめての「折り紙ワークショップ」だったと思います。
参加した児童は折紙にはとても強い関心・興味を示していました。
折り紙は大盛況でしたが、和菓子と抹茶も披露したのですが、こちらは子どもたちに今一つ人気がありませんでした。
水ようかんを持って行ったのですが、これが大変不評でした。
ほとんどの子どもたちが見ただけで拒絶反応を起こしていました。
詳しくはヨーロッパに和菓子のお土産を持って行く際の注意にこの時の様子を詳しく書きました。
もっと見た目の綺麗な和菓子を持って行くべきでした。
マルタの子どもたち対象の「折り紙ワークショップ」(2023年8月)
今回も2019年に続いてマルタの図書館で「折り紙ワークショップ」を行ってきました。
今回は大所帯で学生17名です。
大盛況でたくさんの児童と保護者の方が来てくれました。
今回作ったものは手裏剣や鶴やカエルなどいろいろです。
マルタの図書館の方が、みんなで作った作品をこんな風に飾ってくれました。
前回同様簡単な茶道体験のイベントも行ったのですが、2019年は水ようかんやようかんが非常に不評でしたが、今回は外国人に大人気の富久屋の京菓子の「花園」(手前)と「花の都」(後ろ)を持っていきました。
これが大正解で一気になくなりました。
どら焼きはたくさん残っていますが、みなさん「花園」を選んでいました。
外国人へのお土産や外国人対象のイベントなどに富久屋の京菓子の「花園」を自信を持っておすすめできます。
その他、富久屋の金平糖「花の都」も持っていきましたが、こちらも人気でした。
ヨーロッパではあんこなどの和菓子よりも綺麗な和菓子が人気があります。
なお、外国人に人気の和菓子や抹茶のお菓子については以下を参考にしてください。
外国人が喜ぶ折紙
外国人が喜ぶ折紙はやはり日本固有の鶴や手裏剣や兜ですね。
特に、手裏剣が人気があったかな。
手裏剣はこの動画をもとに作りました。
その他、日本固有のものではないですが、ぴょんぴょん飛ばせるのでカエルも人気です。
今回は子ども対象のワークショップだったので、作らなかったのですが、大学生以上の大人対象なら、くす玉がおすすめです。
外国人対象に折紙のワークショップやイベントなさる方はこれらの動画をぜひ参考にしてください。
海外で折紙は人気?
ひと昔前は海外で「折紙」といってもほとんど通じなかったですが、折紙は今では海外でかなりの人気です。
特に、アメリカでは折紙の教育的効果が評価されており、様々な教育現場に折紙が取り入れられています。
また、アメリカには「Origami USA」という折り紙愛好団体があり、世界19カ国に1,600人以上のメンバーがいます。
毎年Origami Conventionという大きな大会を開いています。
折紙は芸術として、教育の道具として大きな可能性を秘めています。
海外で和食・抹茶・寿司がもの凄い人気ですので、折紙もそのうちそれらに負けないくらい人気になるかもしれません。
本気で海外に折紙を広めていきたい方は折紙の資格を取得したり、通信講座で学ばれることをおすすめします。
まとめ
ここでは、マルタの図書館で行った「折り紙のワークショップ」をご紹介しました。
今後も海外で折り紙をはじめとした日本の文化を学生とともに世界に広めていく予定です。
以下は折紙×英語に関する教材です。参考にしてください。