形容詞と副詞の見分け方の問題は結構TOIECの文法問題に出ます。
ここではしっかりと形容詞と副詞の区別の仕方について学びます。
ポイントはこれだけです。
- 形容詞とは名詞を修飾
- 副詞はそれ以外のもの(動詞・形容詞・副詞など)を修飾
しっかりと理論がわかりましたら、最後に形容詞・副詞を使った英文が口からすらすらでるようにクイックレスポンスで練習します。
クイックレスポンスについての詳細はこちらを参考に。
英文法はクイックレスポンスで自動化【英語の反射神経を鍛える】
形容詞のポイント
形容詞とは名詞を修飾する働きをするものです。以下のような2つの用法があります。
限定用法 形容詞+名詞
a flower の意味は単に「花」をあらわしますが,この a flower の前に ,たとえば,beautiful を置くと, a beautiful flower となり,意味は「美しい花」となります。
このように名詞の前に直接,形容詞が置かれる<形容詞+名詞>のような使い方を限定用法と呼びます。
His house has a beautiful garden.
(彼の家には美しい庭があります)
叙述用法 動詞+形容詞
また,動詞の後に形容詞が置かれて同じような意味を表す使い方もあります。
動詞の後に,形容詞が置かれる<主語+動詞+形容詞>のような使い方を「叙述用法」と呼びます。
This flower is beautiful.
(この花は美しい)
副詞
形容詞は名詞を修飾し,副詞はそれ以外のもの(動詞・形容詞・副詞など)を修飾します。
I didn’t stop and think carefully about it.
(その点については,きちんと考えていなかった)
carefullyはthinkを修飾しています。
副詞には形容詞の語尾+lyという形のものが多くあります。
slowly(ゆっくりと) greatly(大いに) happily(幸福に) probably(多分)
ただし,friendly(友好的な) lovely(愛らしい) manly(男らしい) timely(時宜を得た) は,副詞の-ly形と似た形をしていますが,これらは形容詞です。
―lyをつけると意味の異なる副詞
hard
The man worked hard. (副詞:一生懸命に)
(その男はよく働いた)
The man hardly worked. (副詞:ほとんど~ない)
(その男はほとんど働かなかった)
形容詞と副詞が同じ形のもの
hard
形容詞:熱心な
He is a hard worker.
(彼は熱心な働き手だ)
副詞:一生懸命に
He works hard.
(彼は一生懸命に働く)
easy
形容詞:早い
He is an early riser.
(彼は早起きだ)
副詞:早く
He rises early every morning.
(彼は毎朝早起きする)
well
形容詞:(体の)調子が良い
My family are all well.
(私の家族は皆元気だ)
副詞:上手に
He speaks English well.
(彼は英語を上手に話す)
形容詞か副詞かを選ぶコツ
いくつか例文を示しながら解説します。
The answer sounded (correctly / correct).
正解はcorrect
主語のthe answerとイコールになり、answerという名詞を修飾していることになりますので,形容詞を選びます。
You measured the floor (exact / exactly).
正解はexactly
動詞のmeasuredを修飾していますので,副詞を選びます。You measured the floor exactly.
It was a (dangerously / dangerous) lake to swim in.
正解はdangerous
名詞のlakeを修飾していますので,形容詞を選びます。
She performed (magnificent / magnificently).
正解はmagnificently
動詞のperformを修飾していますので,副詞を選びます。She performed magnificently.
形容詞と副詞をクイックレスポンスで練習
形容詞と副詞の使い分けなど理論がわかっても、使えなければ意味がありません。
ここからは、頭を白紙にしてひたすら自動化するまで練習です。
なお、クイックレスポンスについての詳細や学習方法は英文法はクイックレスポンスで自動化を参考にしてください
動画で何度も練習しましょう。
次に、以下の日本語を英語に瞬時に訳してみましょう。すらすらできたら卒業です。
すらすらできなければ、動画に戻って練習して、再度チャレンジです
- 私は何か甘いものを食べたい。
- 私は海の中で美しい魚を見た。
- 彼らは新しい車を買う必要がある。
- この機械はどこかおかしい。
- 私はあなたに大事なことを言うつもりです。
- 彼のスピーチは退屈だった。
- 部屋をきれいにしておくべきです。
- 町では慎重に運転するべきです。
- 父は仕事で外国へ行きました。
- マイクは日本語を流ちょうに話す。
解答はこちらです。
- I want to eat something sweet.(somethingは後ろから修飾します)
- I saw a beautiful fish in the sea.
- They need to buy a new car.
- There is something wrong with this machine.
- I’m going to tell you something important.
- His speech was boring.
- You should keep your room clean.
- You should drive carefully in the town.
- My father went abroad on business.
- Mike speaks Japanese fluently.
形容詞・副詞に関する書籍
ここでは形容詞・副詞に関する書籍もご紹介します。
ちょっと古いですが、一番のおすすめはこちらです。
大西先生とクリス先生のコンビの形容詞の書籍です。
こちらはデイビット・セイン先生の著作です。
こちらはなんといってもキンドルのunlimitedで無料で読めます。
unlimitedに入っている方は無料で読めますので読んでみてください。
また、unlimitedの無料体験でも読めます。
日本人の方が著者ですが、監修で英語ネイティブの方も入っており、安心して読めます。
解説が詳しいです。
おわりに
ここでは形容詞と副詞の区別の仕方について解説しました。
しっかりと区別して使い分けてください。
また、英語はコミュニケーションの手段ですので、実際に外国人と英語で交流する機会を定期的に持ちましょう。
大学生でしたら、アルバイトしながら、無料で英会話が習えるリゾートバイトがおすすめです。
リゾートバイトについての詳細はこちらを参考にしてください。
