「折り紙の折り方を英語で子どもたちに教えたい」
「折り紙を外国人に英語で教えたい」
「折り紙の折り方を子どもと一緒に英語で学びたい」
など折り紙の折り方を英語で教えたい・学びたいという方も多くいらっしゃると思います。
折り紙は空間認知能力を高めることができるということはよく知られたことであり,幼児教育の一環として昔から取り入れられてきました。
そのような折り紙と英語を融合させることにより、効果のある早期英語教育を行うことができます。
また、海外では折り紙が大人気で、私は海外で子どもを対象に、何か所かで「折り紙の英語のワークショップ」を行ったことがありますが、どこも大盛況でした。
折り紙は素晴らしい国際交流の道具になります。
また、最近では海外のハンドメイドサイトで折り紙の作品を売っている方も増えており、「折り紙×英語」を掛け合わせるといろいろな仕事の可能性が生まれます。
そこでここでは「折り紙×英語」ということをテーマに様々な観点から解説していきます。
具体的には、最初に「折り紙を英語学ぶ教授法」について解説し、「英語で折り紙」という動画を4本(カエル・ハート・くす玉・手裏剣)作成しましたのでそれらをご紹介します。
つぎに、「折り紙×英語」に関してどのような仕事や活動があるのか、さらに、英語で折り紙を学べるおすすめの書籍3冊もご紹介します。
折り紙を英語で学ぶ英語教授法
最初に簡単に折り紙を英語で学ぶという教授法について解説します。
英語の指示を聞きながら折り紙を行うのは 英語教授法でいうTPR(Total Physical Response Approach:全身反応教授法)であるといえます。
幼児は,話す力を習得する前に,膨大な時間を聞くことに費やします。
そして,動作と結びつけながら言葉を身につけていきます。こうした幼児の言語習得プロセスに着目し,命令を聞かせて,全身でそれに反応してもらうことで,外国語を習得させる指導法がTPRです。
折り紙を英語で学ぶというのは、まさしくTPRですね。
詳細はTPR(全身反応教授法)は子どものための教授法!を参考に
また、図工などの他教科の内容を英語で学ぶ教授法をクリル・CLIL(Content and Language Integrated Learning)といったり、内容重視の指導法・CBI (Content-based Instruction)といいます。
折り紙を英語で学ぶは、工夫次第でクリルや内容重視の指導法にもなります。
詳細はクリル・CLIL・内容言語統合型学習を参考に
このように折り紙を英語で学ぶことは、立派な英語教授法なのです。
カエルを英語で作ろう
カエルを英語で作る動画です。
カエルの折り紙で覚えてほしい英語表現は以下の3つです。
- 「上に折って」「Fold ~up.」
- 「下に折って」「Fold ~down.」
- 「真ん中のほうに折って」「Fold to the center.」
上に折って
「上に折って」の「Fold ~up.」です。
角を上に折って。
Fold the corners up.
下に折って
「下に折って」は「fold ~down」です。
下を上に折って。
Fold the bottom up.
真ん中のほうに折って(両端を真ん中に)
両端を真ん中に。
Fold to the center.
カエルの詳しい作り方は折り紙で英語を学ぶ!カエルを作ってみようを参考にしてください。
英語で折り紙 ハートを作ろう
ハートを英語で作る動画です。
ハートで覚えてほしい英語表現は以下の3つです。
- 「半分に」「 in half」
- 「開いて」「Unfold it.」「 Open it.」
- 「押しつぶして」「Make a squash fold.」
半分に
「半分に」は 「 in half」です。
半分に折って
Fold in half.
半分に折って、三角を作って。
Fold in half to make a triangle.
開いて
「開いて」は2つの言い方「Unfold it.」「 Open it.」があります。
つぶして
「squash」というのは「押しつぶす」「押しつぶすこと」です。
「つぶして」「Make a squash fold.」
ハートの詳しい作り方は英語で折り紙!ハートを折り紙で作ろうを参考にしてください。
英語で折り紙 手裏剣の作り方
英語で手裏剣を作る動画です。
手裏剣で覚えてほしい英語表現は以下の3つです。
- 「折り目に沿って」「 along the crease line.」
- 「真ん中の線に合わせて」「meet the center line.」
- ~を穴(ポケット)にしまって(入れて)「Tuck ~ into the pockets.」
折り目に沿って
「折り目に沿って」に沿っては「 along the crease line.」になります。
折り目に沿って。
Fold along the crease line.
真ん中の線に合わせて
「真ん中の線に合わせて」は「meet the center line.」になります。
真ん中の線に合わせて折って。
Fold to meet the center line.
~を穴(ポケット)にしまって(入れて)
~を穴(ポケット)にしまって(入れて)「Tuck ~ into the pockets.」
三角形をポケットにしまって。
Tuck the triangles into the pockets.
手裏剣の詳しい作り方は英語で折り紙!忍者の手裏剣を折り紙で作ろうを参考にしてください。
英語で折り紙 くす玉
くす玉を英語で作る動画です。
これは折り方が少し難しいですが、ぜひ、親子で挑戦してください。
- 「The colored side is down.」「色が付いた側を下に」
- 「Do a valley fold.」 「谷折りに」
色がついたほうを下に
色が付いた側を下に。
The colored side is down.
色が付いた側を上に。
The colored side is up.
谷折りに
谷折りに。
Do a valley fold.
山折りに。
Do a valley fold.
くす玉の詳しい作り方は英語で折り紙のくす玉を作ろう!親子で挑戦を参考にしてください。
折り紙を取り入れた「子ども英語教室」を開こう
このコロナ禍の中、オンラインで英語を教えるのに困っている子ども英語の先生方も多いのではないでしょうか。折り紙を取り入れてみてください。
知り合いの子どもの英語の先生が、オンラインで折り紙を英語で教えるレッスンを行っていますが、子どももお母さんも大喜びで参加しています。
オンラインで英語の歌を歌わしたり、ゲームを行ったりって大変ですので、折り紙なら教える先生も楽です。
また、「折り紙×英語」という特色を出した「子ども英語教室」を開くこともできます。
児童英語に興味のある方はおすすめの児童英語の資格!、または、一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)の児童英語インストラクター資格取得講座を参考にしてください。
折り紙の技術を取得して海外で活躍
折り紙の技術を生かして海外で活動するためには、折紙の資格やそれ相応のスキルが必要です。
折り紙が好きな方は、折り紙を本格的に学んで折り紙の資格を取得し、趣味を見える形にしましょう。
おすすめの資格は折り紙関係の最大規模の団体である日本折紙協会の「折紙講師」の資格です。
資格取得で有名なヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」と株式会社「日本ヴォーグ社」、さらに 日本折紙協会 が協力して行っている「折紙講師養成講座」がおすすめです。
格安(24,444円税込+認定登録料10,800円税込)に取得できます。
折り方を解説した詳しい以下のようなDVD・テキストと折り紙約500枚付きです。
詳細は日本折紙協会「折紙講師」の資格を通信で取得!「折紙講師」の仕事?、または、以下の公式サイトをご覧ください。
また、資格を取らずに、高度な折り紙を習いたい方は、がくぶんの「折り紙手芸講座」をおすすめします。
ものすごい高度な以下のような折り紙の折り方を習えます。
このようなのが折れるようになったら、海外や日本のハンドメイトサイトなどでかなり高い値段で売れそうですね。(ハンドメイトサイトでの折紙販売に関しては副業としてハンドメイドサイトで作品を売るを参考に)
また、ユーキャンは日本の通信教育の最大手のユーキャンでも折紙の通信講座を行っています。
「大人の折り紙講座」とあるように大人のための折紙講座です。
ユーキャンでは箸袋・箸置き・お年玉袋・お正月や節分、七夕のお飾りなど実際に使えるものが習えます。
折紙の通信講座の比較で折紙の通信講座について詳しく解説しました。
ここからは上記で取得した資格や技術を生かして海外でどのようなことができるかをいくつかご紹介します。
国際交流活動を行う
折り紙は日本の独自の文化ですので、国際交流の手段としてもおすすめできます。
折り紙を海外の子どもたちに紹介【マルタ図書館】はマルタの図書館で折り紙のワークショップを行った記事です。
このように海外で国際交流のワークショップを行うこともできますし、ホームステイをしたときなどにもホームステイ先などいろいろな場面で役立ちします。
海外でORIGAMI SCHOOLを開く
海外で外国人を対象にした折り紙サロンなども開くことができます。
折り紙は、図形的センスも磨かれ、実は子どもの知能の発達にとても有効な英才教育なのです。
現地の子どもを対象にした本格的なOrigami Schoolを開いてもいいでしょうし、あるいは、大人を対象にしたアートとしての折り紙を教えるスクールも開くことができます。
大きな可能性を秘めており、大人気のスクールになる可能性もあります。
特に、ヨーロッパなどでは。
マルタ・ポルトガルなどのように、日本に興味がある人は多いけれども、そこまで日本人がたくさんいない国って結構ありますので。
オンラインで外国人を対象に教える
コロナで世界中が一気にオンライン化がすすみましたが、ある知り合いの外国人は、最近Zoomを利用して自分の母国の幼稚園に折紙を教える講座を開きました。
大人気だそうです。
Zoomを利用すれば、折紙を世界中に広げられますね。
海外のハンドメイドサイトで売る
海外のハンドメイトサイトのEtsyで作品を売ることができます。
これでしたら日本にいてもできますね。
結構高額で売れています。
こういったサイトでの販売は、趣味を実益にできます。
折り紙の仕事に関する詳細は 「折紙講師」の仕事 をご覧ください。
外国人に折紙をプレゼントする際におすすめの折紙
外国人に折紙を教えたり、折紙の作品を売ったりする場合、綺麗な千代紙や和紙で作るだけで、何倍も見栄えがよくなります。
また、外国人に折紙のお土産を持っていく際にもおすすめの和紙・千代紙をいくつかご紹介します。
お手軽な値段で購入できるのはこちらです。720円で180枚入っています。
高級なものを作ってインテリアにしたい、または海外のハンドメイトサイトで売りたいという方はこちらをおすすめします。とっても豪華です。
その他、おすすめの折紙・和紙・千代紙におすすめの和紙・千代紙をまとめましたので参考にしてください。
英語で折り紙を学ぶおすすめ書籍3冊
最後に英語で折り紙を学ぶためのおすすめの書籍をご紹介します。
もっといろいろな折り紙の折り方を英語で学びたい方はこれらの書籍を参考にしてください。
折り紙を英語で説明している本は結構たくさんあるのですが、日本語をそのまま翻訳しているものがあり、ちょっと複雑な英語になっており、英語としては??という書籍もあるので注意が必要です。
以下では、比較的容易な英語が使われているおすすめの3冊をご紹介します。
伝統あそびで国際交流! 英語でおりがみ
日本語訳がある書籍の中では一番使いやすく、比較的シンプルな英語を使っています。大型本なので、レイアウトも見やすいです。ただ、お値段がちょっと高いですが。
世界の人と楽しむ折り紙—伝えたい! 一緒に折りたい! 40作品
こちらもわかりやすい英語です。
著者2名が、実際にインド、スリランカ、タンザニア、エチオピア、ザンビア、韓国、フィリピンなど様々な国で折り紙の指導を行っており、その体験をもとに書かれているので、とても参考になります。
こちらも大型本なので、とても見やすいです。
Densho Origami: Traditional Japanese Figures for Everyone
こちらは英語のみの書籍で、シンプルな英語で書かれています。
おわりに
そこでここでは「折り紙×英語」ということをテーマについて様々な観点から解説してきました。
簡単にまとめますと、「折り紙×英語」 という組み合わせは大きな可能性を秘めています。
一つは、「折り紙×英語」という特色を出した「子ども英語教室」を開くことができるでしょう。
その場合は、「折紙講師」の資格と児童英語の資格J-SHINEを取得しましょう。
また、 「折紙講師」の資格の詳細は日本折紙協会「折紙講師」の資格を通信で取得!、または、以下の公式サイトをご覧ください。
また、海外のハンドメイトサイトで売りたい方は、がくぶんの「折り紙手芸講座」をおすすめします。
かなり高度な折り紙が折れるようになります。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
がくぶんの「折り紙手芸講座」
これらの資格を取得して 「折り紙×英語」 を広くひろめ、国内外で活躍しましょう。