ここでは子どもに英語を教える方におすすめの書籍「小学校での英語」をご紹介します。
著者は長年小学生の英語学習に対する動機づけやICTを使った英語教育などを様々な観点から研究し、大学の児童英語の教員養成講座で教えてきました。
本書は大学の小学校英語教員講座で使用していたテキストを改定したもので、小学校の先生や子供に英語を教える方を対象にした本です。
子どもに英語を教えるということはどのようなことなのか、どのような教授法がふさわしいのかなどの基本的なことから、筆者が『ハリーポッター』の映画やGoogle Earthを小学生の英語の授業にどのように取り入れたかなどの具体的な例が書かれています。
いわゆる文部科学省の「学習指導要領」とかに従った本ではなく,もうちょっと自由に英語を小学生に教えるということを想定した本です。
子どもの英語の授業にマンネリを感じている方など本書からヒントを得ることができると思います。
また、英語の授業で使えるクラスルームイングリッシュもたくさん掲載しました。
それらに関連するYouTube動画を作成しましたので、動画も併せてご利用ください。
これらの動画では「日本語を見ながら英語に瞬時に変換する練習するクイックレスポンス」と「画面を見ないで聞いた英語とほぼ同時に発話するシャドーイング」の練習を行うことができます。
以下では「小学校での英語」の各章の内容と補助教材を、さらに、付属のクラスルームイングリッシュの動画をご紹介します。
なお、本書は Kindle Unlimited の無料体験で無料で読めます。
詳細はこちら>>>Kindle Unlimitedの30日間無料体験
「小学校での英語」 の目次
「小学校での英語」 の目次です。以下でその内容と補助教材・動画をご紹介します。
- 第1章 小学校英語活動における様々な教授法Ⅰ
- 第2章 小学校英語活動における様々な教授法Ⅱ
- 第3章 小学校での英語活動
- 第4章 ゲームおよびクイズ
- 第5章 小学校英語活動におけるICT
- 第6章 世界の早期言語教育
- 第7章 教室英語
- 第8章 指導案作成
小学校英語活動における様々な教授法
第1章・第2章では「小学校英語活動における様々な教授法」を学習します。
特に、本書では以下の5つの教授法を学習します。
- Oral Method(オーラル・メソッド)
- The Communicative Language Teaching
- TPR(全身反応教授法)
- 内容重視(CBI)の指導法
- 他教科の内容を取り入れたテーマ学習(CLIL)
TPRに関してはTPR(全身反応教授法)とは!メリット・デメリットを解説で詳しく解説しています。
また、以下の動画がTPRを行う授業でよく使うクラスルームイングリッシュ です。
また、 他教科の内容を取り入れたテーマ学習(CLIL) に関しては小学校のCLIL(クリル・内容言語統合型学習)メリット・デメリットで詳しく解説しています。
体育のCLILに関してはヨガを取り入れた以下の補助教材を参考にしてください。
実はヨガと英語ってかなり相性がよく、ヨガと英語を掛け合わせて楽しい子ども英語の教室を行うことができます。
詳細はヨガを英語で子どもに教えよう!キッズヨガ+児童英語のダブル資格を参考に。
特に、ヨガなど体を動かしながら英語を教えることにご興味のある方は、キッズヨガの資格を取られることをおすすめします。
詳しくはキッズヨガ・ベビーヨガの資格を取得しよう!、または以下の公式サイトをご覧ください。
図工のCLILに関しては折り紙を取りいれた以下を参考にしてください。
以下の3つに対応した算数・体育・図工のCLILに関するクラスルームイングリッシュの動画はこちらです。
小学校での英語活動
第3章の「小学校での英語活動」では以下のような内容を学習します。
- 聞く・話す指導
- 読む・書く指導
- 歌の指導
- ごっこ遊び
- Show and Tellおよびインタビュー活動
- 物語を使用した指導
- 映画を使用した指導法
特に、最後の「映画を使用した指導法」は、高学年に英語を教えていたときに、つまらなそうな顔して授業を受けている男子生徒をどうにか授業に夢中にさせてやろうと思い、いろいろ考えた末、その当時流行っていた「ハリーポッター」の映画を取り入れました。その時の体験をもとに解説しています。
ゲームおよびクイズ
第4章では「ゲームとクイズ」について解説しています。
- 小学校英語活動におけるゲームの意義
- ゲームで使う英語表現
- クイズ
以下はゲーム・クイズに関する補助教材です。
ゲームのクラスルームイングリッシュの動画はこちらです。
クイズに関するクラスルームイングリッシュの動画です。
小学校英語活動におけるICTの役割
第5章は「小学校英語活動におけるICT」です。ここでは以下のような内容が学べます。
- NHKの英語教育番組
- Googleのイメージ検索
- Google Earthを取り入れた授業
- Googleを使用した英文作成
世界の早期言語教育
第6章は「世界の早期言語教育」です。
以下のような内容が学べます・
- 双方向バイリンガル教育
- 韓国の小学校英語教育
なお、韓国の英語教育を教育格差の観点から解説【英語村・EBSe・子ども英語図書館】は補助教材で、本書には掲載していない「子ども英語図書館」について解説しました。
書籍や動画も作成しました。
本書は Kindle Unlimited で無料で読めます。
Kindle Unlimitedでは30日間の無料体験を行っています。
教室英語
7章は「教室英語」です。以下のような教室英語(クラスルームイングリッシュ)が学べます。
- 授業のはじめ
- ウォームアップ
- ALTとのコミュニケーション
- 授業中の指示
- 注意する・ほめる・励ます
- 授業の終わり
「授業のはじめ」と「授業の終わり」のクラスルームイングリッシュの動画です。
授業の最初と最後に使うクラスルームイングリッシュも参考にしてください。
ウォームアップのクラスルームイングリッシュの動画です。
ウォームアップのクラスルームイングリッシュをクイックレスポンスも参考にしてください。
「授業中の指示」と「注意する・ほめる・励ます」のクラスルームイングリッシュの動画です。
授業中の指示・注意・ほめる・拍手などクラスルームイングリッシュも参考にしてください。
ALTとのコミュニケーションの際に使う英語を学べる動画です。
小学校の先生のためのALTとコミュニケーションするための英語フレーズを参考にしてください。
指導案作成
第8章は「指導案作成」です。以下のような内容が学べます。
- 指導案作成
- 指導案作成
- 題材を選ぶ
- 単元の指導計画
- 本時の指導目標
- 本時の主な活動
- 言語材料を選ぶ
- 本時の教具
- 本時の指導・学習過程
おわりに
ここでは子どもに英語を教える先生におすすめの本として「小学校での英語」をご紹介しました。
クラスルームイングリッシュが学べ、それに付随した動画もありますので、クラスルームイングリッシュを学びたい方におすすめの書籍です。
紙媒体は値段が高いので、Kindle版をおすすめします。
ご購入は以下のリンクから
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